
ちょっとしたことですぐ不安になってしまって。将来のことや人間関係でぐるぐる考えてしまうのがやめられないんです。こういう自分って直せるんですか?
「また考えてる。やめよう。でも止まらない」——不安でぐるぐる考えてしまう夜、誰でも一度は経験したことがあると思います。特に30代は仕事・お金・将来・人間関係と、不安の種が多い時期です。
私もそういうタイプでした。でも「不安を消そうとするのをやめた」ことで、少し楽になれました。不安をなくすのではなく、うまく付き合う方法があるんだと気づいてから、毎晩のぐるぐるが減っていきました。
不安は「消すもの」じゃなく「受け入れるもの」。その考え方が、楽になる出発点です。
この記事でわかること
- なぜぐるぐる考えてしまうのか(メカニズム)
- 「不安を消そうとする」が逆効果な理由
- なつみが試して楽になった「不安との付き合い方」
- 今日からできる「ぐるぐる思考」を止めるヒント
なぜぐるぐる考えてしまうのか(不安のメカニズム)
不安でぐるぐる考えてしまうのは、脳が「問題を解決しようとしている」からです。危険を察知して回避策を考える——これは人間に備わった本能的な機能です。原始時代には「次の食料を確保できるか」「敵に襲われないか」と考え続けることが生存につながっていました。
でも現代の不安のほとんどは「今すぐ解決できないこと」ばかりです。将来の仕事・お金・人間関係の悩み——これらはいくら今夜考えても、答えは出ません。それでも脳は「考えれば解決策が見つかるかもしれない」と信じてぐるぐると動き続けます。
ぐるぐる思考が続く3つのパターン
①「まだ起きていないこと」を今考えている → 今の自分には何もできないので解決しない
②「他人の気持ちや評価」を考えている → 自分ではコントロールできないので終わらない
③「不安を消そう」として考えている → 考えれば考えるほど不安が大きくなる
この3パターンに気づくだけで、「ああ、今の私はパターン①にはまってるな」と客観視できるようになります。ぐるぐるを止めるには、まず「何について考えているか」を自覚することが最初のステップです。
ぐるぐる考えてしまう自分を責めなくていいです。脳が一生懸命に問題を解こうとしているだけ。まず「なぜ考えてしまうか」を知ることが、抜け出す第一歩です。



「また不安になってる」と気づいた瞬間に、今のがどのパターンか分類してみるんです。それだけで少し距離を置けて、「考えても仕方ないかも」という感覚が生まれやすくなります。
「不安を消そうとする」が逆効果な理由
不安を感じたとき、ほとんどの人は「早く不安をなくしたい」と思います。でもこの「消そうとする」行動が、不安をさらに大きくすることがあります。
よくある対処の罠を見てみましょう。
これらの対処が「逆効果」になる理由は、不安を「排除すべき敵」として扱っているからです。不安は本来、自分を守ろうとしているサインです。それを無理に押さえ込もうとすると、より大きな声で訴えてきます。
📝 なつみの体験談
転職を考えていた時期、毎晩「うまくいくかな・失敗したらどうしよう・年齢的に遅いかな」とぐるぐる考えていました。「こんなことで不安になるなんて弱い」と自分を責めていたんですが、それでさらに落ち込む悪循環でした。ある日「不安を感じているな。そうか、私はそれだけ真剣に考えているんだ」と思い直したら、少し楽になりました。消そうとするのをやめたら、不安が落ち着いた不思議な体験です。



「消そうとしないで受け入れる」って、言葉にすると簡単そうなんですが、実際はどうやるんですか?
不安と上手に付き合う3つの方法
不安を「消そう」とするのではなく、「あるものとして受け入れる」と楽になります。具体的に、今日から試せる方法を3つ紹介します。
この3つを全部やろうとしなくていいです。まず「不安を書き出す」だけでも効果があります。頭の外に出した瞬間、「思ってたより大したことじゃなかった」と感じることが多いです。
「ぐるぐる思考を止める」のではなく「ぐるぐるしながらも今日できることを1つ決める」——それだけで、夜の過ごし方が変わります。
今日からできる「ぐるぐる思考」を止める習慣
「わかったけど、どうしても考えてしまう」という場合は、頭が考え始める前に「別のことに体を動かす」が有効です。
ぐるぐる思考は「暇な時間・静かな時間・横になったとき」に始まりやすいです。脳が「暇になった=問題を考えるチャンス」と判断して動き始めるからです。
・「今日できること」を1つ決める
・読書・ストレッチなど体を使う
・スマホは寝る30分前に置く
・「今日できる?」と自問して棚に置く
・信頼できる人に話す(吐き出す)
・「考えるのは○時まで」と決める
私がやっていたのは「不安タイム」を決めることです。「この悩みについて考えるのは今夜8時の15分だけ」と決めると、それ以外の時間に浮かんできたとき「今じゃない、8時に考える」と言い訳ができる。不思議と、8時になっても大して考えなくなりました。
「止めようとしない・でも今じゃない」という距離の取り方が、ぐるぐる思考とうまく付き合うコツです。完全にゼロにしようとしなくていい。



「不安タイム」を決めるのは意外と使えます。「あとで考える」に変えるだけで、今この瞬間だけは手放せる感覚があるんです。ぜひ試してみてください。
不安が強い人に共通する意外な強み
「不安が強い自分はダメだ」と思っている人に伝えたいことがあります。不安が強い人は、実は意外な強みを持っています。
不安を感じやすい人は、先のことを考えられる想像力があります。リスクを察知して、前もって備えようとする姿勢があります。細かいことに気づく観察眼があります。これらは仕事でも人間関係でも、大きな価値を持つ能力です。
不安が強い人の「実は強み」な側面
✓先読みができる — 起こりうる問題を事前に想定できる。仕事での準備・段取りが得意。
✓共感力が高い — 「相手はどう感じるか」をよく考える。人の痛みや気持ちに寄り添える。
✓責任感が強い — 「うまくいかなかったらどうしよう」は、物事を真剣に受け止めている証。
✓成長意欲がある — 「今のままでいいのか」という不安は、もっとよくなりたいという気持ちの裏返し。
不安が強いことは、真剣に生きている証拠です。何も考えない人は不安も感じません。不安を感じるのは、それだけ大切にしているものがあるからです。
「不安が強い=弱い」じゃないです。「真剣に生きている人」です。その強みを活かしながら、不安とうまく付き合う方法を少しずつ身につけていけばいい。
不安と付き合うためのチェックリスト
まとめ:不安は消えなくていい、受け入れれば楽になる
不安が強い人は、それだけ「真剣に考えている人」です。悪いことじゃありません。大切なのは、不安と戦うことをやめること。「消そう」から「受け入れる」に切り替えるだけで、毎晩のぐるぐるは少しずつ変わっていきます。
「また不安になってるな」と気づいて、書き出して、今日できることだけに集中する。この3ステップだけで、夜のぐるぐる時間は少しずつ減っていきます。全部一度にやらなくていいです。まず「書き出す」だけ試してみてください。
完全に不安をなくせなくていい。「ぐるぐるしてる時間が少し減った」だけで、十分です。不安を抱えながらも、ちゃんと前に進んでいます。



「不安がある=ダメ」じゃないです。不安があっても動ける人が、一番強い。まず今夜、感じている不安を1つだけ紙に書き出してみてください。








